諮問&法務省アクション
2021/2/10
上川法務大臣により、離婚後の養育をめぐる課題解消に向け制度見直しを諮問 された。
法制審議会では、養育費や「面会交流」を適切に確保するための取り決めや、父親と母親の双方が子どもの親権を持つ「共同親権」の導入の是非なども含め、離婚したあとの子どもの養育の在り方について、幅広く議論される見通しだという。
結の会は去年の秋に、親子ネット(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク〕さんに協力し、衆議院議員・参議院議員全員に一斉陳情を行った。その時の陳情の一つが『家族法研究会の議論を早期終了させ法制審議会への諮問へご協力お願いしたい』ということだった。
そして2月10日上川大臣の強い問題意識の中で無事に諮問されることが決まった。本当にありがたいことです。やっと法律にするかどうかの議論が始まる。長年活動してきた人たちは、第一段階としてまずここに辿り着くために頑張ってきた。今後中身を伴った議論を期待したい。
法務省前アクション
この法務省法制審議会諮問決定を受けて、離婚や別居などにより子どもと引き離された親たちが、法務省前に150人以上集まった。
いわば『共同親権・共同養育・親子断絶なき社会のための法改正』の入学式みたいなものだ。
『うちの子をよろしくお願いします!』のような思いと同じく、それを望む者たちのリアルを法制審議会や法務省の方々に伝えるために。こんなにも『子どもと引き離された親たちがたくさんいる』こんなにも『共同親権・共同養育を求める人たちがいる』ということを伝えるために。そして留年せずに無事卒業(民法改正)することを期待している。
この集まりは親子ネットさんと結の会が協力し、zoomなどで会議をしながら進めてきた。特にコロナ禍でのデモンストレーションの方法には気を使った。『子どものことを訴えるのは不要不急ではない』と先生方が言ってくださったのも励みになりました。
法務省前デモンストレーションは間隔を空けて並ぶ『人間の絆の鎖』とした。本来なら手を繋ぎたいところではあったがやはりコロナ禍、オレンジのバンダナの端と端を持って繋ぐ方法を取った。
法務省前だけではなく議員会館での陳情活動も行ったが、打ち合わせや準備含めて大きな問題なく終わりホッとしている。
ご協力頂いた皆様には深くお礼を申し上げたい。
3年前当事者になった時は、動きもなく記事もなく団体間もギクシャクしていた。ハーグ条約や民法766条改定が終わった後の、焼け野原的なイメージだった。
今は毎日のように記事が出る、ニュースになる、そして団体や当事者個人が協力し合って前に進めようとしている。なんとも頼もしい状態だ。審議会諮問が決まった今、これからはより深く慎重な議論が必要になってくる。
話題にし取り上げてもらうために騒いだ時代とは多少異なるアプローチも必要だ。
ひとつの目的のためにいろいろな団体や個人がスーツを来て行儀良く列になった『人間の絆の鎖』をみて、きっとこれからもさらに協力しながら進んで行けると確信している。
これからもよろしくお願いします。
法務省アクションの動画を作成しました。子どもとの未来を諦めない行動をした証として、皆様と共有できたらと思います。
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